Chalmers対談_2
Chalmers対談企画の第二回です!お二人にインターンについて話を伺いつつ、スウェーデンの都市景観や建築について聞いていきます。
街の中を走るトラム
インターンについて
nemoto 次にインターンについて先に話を広げたいと思います。
吉田くんは海外で働くことを考えてるとのことだから実際に大学に行っててインターンも現地で見つけた二人の話はとても気になるとこだと思います。日本で耳に入る情報は国際的な建築家だけだから定住して働きたいと思うとなかなか見つかりにくそう。
Yoshida インターン活動は学校の授業の一環としてサポートしてもらっていたのでしょうか?それとも完全に自力で探したのですか??大澤さんにインターン先を選ばれた理由とフィンランドに移られたわけをお聞きしたいです!
Ohsawa 今のインターン先は、研究室の先生の知り合いの人で、作品集をみてかっこいいなと思って、こっちに来る前から何回かメールを送っていました。 北欧って一口に言われがちだけど、それぞれ違うところがたくさんあるはずだから、そういうのみたいなーと思って最低2カ国に住んでみたいと思ってたからです。
でも、結局そのときはタイミングがよくなくてインターんの機会を得られなかったので、渡航してから距離の近さを生かして、直接フォリオ持ってボスに会いにいきました。無給でいいからそこをなんとか!とお願いしたら、なんと受け入れてくれることになりました
スウェーデンでのインターン探し活動もしました。スウェーデン人の友達もインターン探してたので、情報共有しながらやりました。スウェーデンのインターン応募は4月中にどの事務所も締め切るので、そこらへんが忙しくなります。 わたしは10くらい出しましたが、結局どこも引っかかりませんでした🙄 形式はインターン探しというより就活みたいな感じで、ものすごい競争率だそうです、、 ちなみに、シャルマーズからのサポートは一切ありません。 ですが、たまに学校にいくつか企業やオフィスが来て、コーヒーとお菓子を食べながら(Fika)学生と話すみたいなイベントはやってて、 こっちで就職を考えている留学生の友達はよく参加していました 現地にいて分かる情報があるというのは本当にそうで、 インターン探しを通していろんな事務所、小さいところも大きいところも知ることができたのは良かったなと思います。 また、その事務所が設計した作品を実際に見に行けるのも、とてもいいことだと思います あと、やっぱりこちらで働くなら現地語は喋れないといけないみたいです。 それも、インターンをしながら言葉の練習もできるといいのかなと思います。
ちなみに今のインターン先は外国人わたし1人です。所員さんはボス3人含めて全部で15人います。
Yoshida なるほど。。 インターンの時期は4月頃がスタンダード?そこから長期休みに入るためメインになると思うのですが、例えば春学期1月からとかそういったことはできるのでしょうか。日本のアトリエだと夏・春と休暇が2つに分かれているのでいつでも受け入れているイメージがあるのですが。。
nemoto あやこがフィンランドに半年インターンをしてて、あんちゃんがスウェーデンのオフィスにいたと。吉田くんは海外で働きたいとおもってるんですよね。
インドネシアの幼少期はどういう過ごし方だったんですか?親御さんの都合で住んでいたとか、家族がすんでいるとかすこしパーソナルな質問ですがもうちょっと教えて下さい!
Yoshida インドネシアの幼少期については3-6歳というほんとの幼少期だったのではっきりとした思い出はそんなに多くありません。インドネシア語も当時は話せていたのですが、もう忘れてしまっているぐらいなので。笑
在住の理由としては父が教師をやっており、当時文科省のプログラムで日本の植民地であったインドネシアとの交流事業のようなものの一環でインドネシアにある日本人学校に派遣されたのがきっかけで家族総出で生活していました。
ちょうど物心がつき始めた時期の一番多感な時にインドネシアにいた経験は記憶はなくても、潜在意識にかなり刷り込まれていることを最近よく感じています。ちょうど留学前に2週間ほどジョグジャカルタに滞在していたのですが、匂いとか味とか空気感みたいなものにはどこか懐かしさもあって、自分の中ではインドネシア料理がおふくろの味といえるくらい大好きなものです。
ということもあって、基本的に日本があまり好きじゃない.日本の精神とかサービスの異常なまでの丁寧さとかそういったものは日本人として誇らしいのですが
nemoto でもすこしでも海外経験があると日本を客観的に見れていいですよね。僕は初海外でトルコに行った時にまるで見る目が変わりましたね。欧米だとイメージが先にできてるからトルコに行ったことも大きかったのですが。
スウェーデンの都市景観
Kawai スウェーデンの都市というのは、他のヨーロッパの都市と同じように都市計画がされていますが、特に水との関係が強いかなと思います。ストックホルムは言わずと知れた群島の都市ですし、ヨーテボリも大きなイェータ川によって南北に分けられており、それぞれ違った特徴を持っていて面白いです。また、ヨーテボリは造船の歴史の影響が強く、特に北側にはかつて造船所だった建物がホテルにコンバージョンされていたりと、水辺の街並みにヨーテボリの繁栄が見えるようです。ただ、北側は危険な地域もあるようなので注意してください! 因みにスウェーデンは、ヨーテボリのイェータ川が水路として、東海岸まで続いています。船だけで西から東まで行けるということです。違う高度の場所を船が通る際には、高度を調節するため、水路を仕切って水を足したり引いたりする場所があり、日本で見たことがなかったので、それを見たときはすごく興奮しました。笑
Yoshida スウェーデンの都市の水との関係は都市計画という点でいうとたしかに造船で栄えた街であるのに非常に根強いものであると感じました。ただひとつ気になったのは工業地区であったこともあり、中心のイェータ川をはじめ、近郊を流れる川の水質状況には意外と無頓着なのかなと感じました。ウォーターフロントは整備されていくるけどそもそものウォーター自体にはあまり力を入れていないのかなというのが第一印象でした。
Kawai 水質状況というのはどういうことですか?
Yoshida 思ったよりも濁っていたり、水草でびっしり埋まっていたりしていて水の質そのものにはまだ着手していないのかなという印象でした。
Ohsawa それは汚いわけではないみたいですよ。スウェーデン人の友達が言ってました。土や植生の性質上しかたないのかなと思いましたが、詳しいことはわかりません、すみません
Ohsawa ゴミということで言えば、カヤックしながら川と運河のごみ拾いをしたことがあります。確かに、隅の方に大型ごみやプラスチックがたまっていたり、水にプラスチックが浮いていたりするのは見ましたし拾いました。 ですが、スウェーデンでは幼稚園や小学校の頃に、みんな学校の授業でごみ拾いをする活動を経験しているみたいです。 なので、ゴミを自主的に拾うことに抵抗がないという話を、そのとき一緒にいったスウェーデン人の友達に聞きました。
水質には関係ないですが、、 その時に、水は汚くないよ!とその子が言っていました
Yoshida 水草の影響で水が濁ることもあるらしいので、そうなのかもしれませんね!土木エンジニアの方にも水環境デザインがあるみたいなので、友達に聞いてみます。 水に関係るするアクティビティが多いなと思っていたのですがそのような活動もあるのですね。
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