街並みをつくる文化、生活、人
第一回の記事を振り返り、第二回のリレーテーマが決定した。
テーマは
「街並みをつくる文化、生活、人」
第二回は、街に住むという生活にスポットをあてて、街並みについて各々の思考を綴っていく。
ウィーンの街並み
どんな街でも1週間も滞在すれば大枠は見えてくるだろう。1カ月生活すると街になれてくる。どういう人が周りにいるのかがわかり、毎日の通学路では警戒もしなくなる。一年たつとすべての季節が回り、街の良いところ悪いところを語るようになる。
現在のメンバーはこれから留学が始まる人から終わりたての人、終わってから一年経つ人など様々である。それぞれの目線でとらえられる街は、いま自分の住む街と比較して、新しい発見がありそうでワクワクする。みんなの個性あふれる考えが展開するのを期待している。
ブリュッセルスクエアの夜景
第一回の記事を眺めてみると、一番最初の留学動機には
”どこの街に住みたいか” や ”都市を体感したい”
など、自分の価値観の幅を広げようとしている理由が多かった。建築や都市を研究している人たちはやはり、机上の議論では補いきれないものがある。普段から研究室にこもって研究をしている大学院ではどうしても閉じこもってしまっているのに、常に新しさや発見が求められる。その前の準備段階として、留学を通して違う文化に身を置き、頭の中を開放して新しい価値観を取り入れるということがいかに重要かということは、たくさんの先輩方が示していた。
かく言う自分もきっかけは、これから様々な場所で様々な人と一緒に建築や空間や生活を作っていくというのに、まだ自分が生まれた町や生活しか知らないというのも、提案がどうも押しつけがましいものになってしまうのではないかと思ったからだった。
また、国を決めた理由も、みんなそれぞれ違って面白い。これからのリレーテーマの中でも自分たちの思考がさらに整理されて、ここにも留学した理由が自然と現れ出てくるであろう。
nemo
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