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KMUTT教育事情

  • MOEKO MIYAMURA
  • 2017年6月27日
  • 読了時間: 4分

こんにちは。

久々ですが、タイに留学してました、宮村です。

帰国して半年、タイ料理が恋しくてたまりません。タイムリーに一昨日、友人と池袋のタイ料理屋さんに赴いてきました。日本のタイ料理はスパイスが物足りない!って思っていたのですが、おいしかったです。バンコクの屋台より、ずっと店内が綺麗だしね。笑

あとそう、日本は暑くなってきましたけど、去年の今頃を思えば、へっちゃらです。あれは暑かった…でもあの暑さのおかげで、果物が美味しいんだよなぁ…マンゴー食べたい…

はー。カオパット(タイのチャーハン)食べたい。

さて、本題に入りたいと思います。「世界の大学教育」ということでした。

建築という同じものを学ぶのに、国によって、もしくは大学によっても全然違うと思います。日本の中でも全然違うし。だから私がこれから話すのは、タイっていうより、私の留学先であるKMUTT(キングモンクット工科大学)の話だと思ってください。

KMUTTでは、私は建築っていうか、もっと総合的なデザインの専門でした。大学では建築っていうのがなくってね。

そのせいで、日本の専門とはぜーんぜん違うこともやりました。でも結局、そーゆーのが、面白かったりするんだよね。具体例としては、

「在宅勤務とオフィス勤務、どちらが効率がいいのか?」っていう題でディベート。しました。笑

もう、せっかくとんでもない国に来たんだし、こーゆーのも真剣にやりたいじゃないですか。真剣にやりましたよ。タイ人の友達とたくさんの時間を過ごせたのも、この授業のおかげですしね。

大学院の友人たちと

そもそも、タイでは大学院の進学率がとっても低いんです。同級生はみんな、年上の社会人でした。40歳くらいのタイ人のおじさんとペアだったこともありましたし。あれはあれで、思い出深い…常にキリトールの匂いのするおじさんだった…

そんなこともあって、実は建築を専門としてる学生は私しかいませんでした。他はみんな、インダストリアルデザインとか、アーバンデザイン、デザインマネジメントとかそんな感じ。だから私、実は、

デザインスタジオの生徒は私一人だったんです!!!

信じられますか!!!デザインスタジオってあれじゃん、異国の学生たちと数人でグループ作って、文化の違いとか、全然時間守らないやつとか、デザインコンセプトとか無視して進めちゃう学生にイライラしながら、終わってみればみんな大好き!みたいなあれじゃん。私はずっと、先生と二人で、楽しくスタディしてました。カフェで二人でお話ししながら設計進めたり。

みなさん信じられないでしょう。私も最初は信じられませんでしたが、でも本当に楽しめました。わからないことはすぐに聞けたし、何より、先生は私の考えを常に聞いてくれたので、日本の建築について学び直す機会にもなったなと。先生も私から何かを学びたかったようでした。

敷地はこんな感じの高架下。おじさんたちが自由におしゃべりしてます。

一応、ワークショップにも参加してました。グループワークって、大変だけど、さみしくないよね…

向こうの学生は、勉強熱心で、日本の学生から何かを学ぼうって姿勢が感じられました。私も彼らから、現地特有の考え方を学びたかったし、こーゆーのはアジア独特なんだろうなあと思いました。

ホームの大学よりもハイレベルなところに行き、より進んだ知識や経験を身につけて帰る。これは一般的な留学のあり方だと思うし、とても意味のあることだと思います。でも、少なくとも建築に関しては、私のような留学スタイルも一つの手段だと思うのです。その国の都市や建築は、一方的に教えられるだけでは学ぶことができない。自分の考えを出して、すり合わせて、時には日本で学んだ知識を生かして、新しいものを作っていく。そのためには、少し驚くかもしれないけど、タイの大学で学ぶのもありなんじゃないかーって。

ではこんなところで。日本で研究室生活してると、留学気分なんてちっとも感じられないですが、このブログ書くことでちょっと思い出そうとしてます。

目をつむればホラ、そこにはタイの海が…波の音が…スパイスの香りが…

見ておくれよあっちのパッタイの豪華さを…これで210円くらいなんですよ…!!

宮村

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